1982年、レ・ザンジュ鎌倉本店は鎌倉の姉妹都市である南仏ニースの別荘をテーマに開店しました。
鎌倉の地形に似たニースには、町の正面に「天使の湾」が広がります。レ・ザンジュの店名はこの美しい湾をイメージして命名しました。
屋根はフランス瓦、サロンの床はイタリアのタイル、エントランスはレンガ敷きでゆったりとした空間は和みのプロローグ。塗りや吹き付けの壁面とふんだんに木を使った店内は、人に優しい風合いです。

駅に近い立地ながら静かなサロンは中庭を臨み、移り行く季節それぞれに咲く花々と、鎌倉の野鳥やリスも立ち寄るくつろぎの空間です。
エントランスと中庭に植えたミモザは、春のほんのひと時、フワフワの黄色い花をつけるレ・ザンジュのシンボルツリーです。
お菓子に使う季節のフルーツは生産者までさかのぼり選び抜き、どれもフルーツ自体の本来の味を思い出させてくれ、お菓子としてさらに輝きを増します。また、ヨーロッパ伝統のお菓子を日本人に合うようアレンジすることも、レ・ザンジュならではの技術として創業以来受け継がれています。
自慢の紅茶も産地の農園から選び、サロンならではのお楽しみです。春には、淡い色ながら品のある香りが立つダージリンのファーストフラッシュは、もしめぐり合えたら幸運です。
鎌倉散策の終わり、季節のケーキと上品な紅茶で心静かな癒しのひと時をお過ごしください。